ほとんどのレンタルサーバーには、WEBメール機能があります。
独自ドメインのメールアドレスを作れるので、ビジネスシーンで活躍する機能です。
しかし、メールの送受信や確認だけに毎回レンタルサーバーの管理画面にログインするのは面倒です。
この記事では、さくらのレンタルサーバーで使えるWEBメールをGmailやWindows標準メールソフトで送受信する方法をご紹介します。
他のレンタルサーバーのWEBメールも大きな流れは変わらないので参考になると思います。
メール設定に必要な物
外部サービスでレンタルサーバーのメールを利用するとき必要な物が3つあります。
- 追加したいメールアドレス
- WEBメールのパスワード
- レンタルサーバーの初期ドメイン
追加したいメールアドレス
サーバーにログインした状態で、サイドバーにある メール > メール一覧 をクリック。
『○○@独自ドメイン』のメールアドレスを作成しておきましょう。
※「info@独自ドメイン」「contact@独自ドメイン」など
ウェブメールのパスワード
WEBメールを追加した際に設定したパスワード。
忘れた場合は再発行しましょう。
サーバー登録時に設定した初期ドメイン
サーバーを借りるときに設定した初期ドメインが必要です。
GmailアプリでWEBメールを使う方法
この方法はAndroidでもiOS(iPhone/iPad)でもほとんど同じです。
まずGmailアプリを開きます。
サイドバーにを開いて、一番下にスクロールしましょう。
設定しているメールアドレスがすべて表示されているので、一番下
[アカウントを追加する]をタップ。
メールのセットアップ画面に移動するので、一番下
[その他]をタップします。
追加したいメールアドレスを入力します。
最初に設定したレンタルサーバーで追加したWEBメールのアドレスを入力しましょう。
アカウントの種類を選択。
[個人用(POP3)]を選びましょう。
次にパスワードを入力します。
WEBメールを作ったときに設定したパスワードをここに入力します。
ユーザー名、パスワードを入力したら、
[サーバー]を入力します。
レンタルサーバーの初期ドメインを入力すればOKです。
最後に同期の設定やアカウント名を決めれば完了です。
Windows標準メールでWEBメールを使う方法
画面はWindows11で説明しますが、Windows10でも操作はほとんど変わりません。
Windows標準のメールソフトを開きます。
左のサイドバー 一番下にある設定マークをクリック。
右にサイドバーが出てくるので一番上の[アカウントの管理]をクリック。
連携させているメールアドレスが表示されている画面の一番下
[アカウントの追加]をクリックします。
ここで新しいウィンドウが開くので、一番下の[詳細設定]をクリックしましょう。
続いて[インターネットメール]をクリック。
WEBメール情報を入力する画面になるので、すべて埋めていきましょう。
- メールアドレス
追加したいメールアドレス - ユーザー名
追加したいメールアドレス - パスワード
WEBメール作成時に設定したパスワード - アカウント名
なんでもOK - この名前を使用してメッセージを送信
相手に表示させたい名前 - 受信メール サーバー
レンタルサーバーの初期ドメイン - アカウントの種類
POP3 - 送信メール(SMTP)サーバー
レンタルサーバーの初期ドメイン
最後のチェックはすべて入れておけば大丈夫です。
すべて入力が終わったらサインインをクリック。
以下の画面が出たら設定完了です。
iPhone/iPad標準メールアプリでWEBメールを使う方法
『さくらのレンタルサーバー』の管理画面でのメール一覧画面にて、
設定したいメールアドレスの[設定]をクリック。
メールソフトかんたん設定
メールアドレスを選択するとQRコードが表示されます。
iPhone/iPadのカメラでQRコードを読み込みます。
Chromeやsafariなどのブラウザに移動。
ダウンロードの確認画面が表示されます。
ダウンロードが完了したら、ブラウザを閉じて大丈夫です。
続いて、iPhoneの設定アプリを開きます。
背亭を開いたら上部に[ダウンロード済みのプロファイル]
という項目があるのでタップします。
タップすると、ウィンドウが開くのでインストールをタップ。
次に出てきた画面も、そのままインストールをタップ。
次の画面で、WEBメールを作ったときに設定したパスワードを入力する画面になります。
入力が終われば、次へ をタップ。
完了を押せば、メールの設定が終わります。
メールアドレス一覧にWEBメールアドレスがあるのを確認できるはずです。
ブラウザ版GmailでWEBメールを使う方法
ブラウザ版Gmailの右上にある設定マークをクリック。
サイドバーが出てくるので、”すべての設定を表示”をクリック。
設定画面にある『アカウントとインポート』タブを表示します。
他のアカウントのメールを確認:の『メールアカウントを追加する』をクリック。
クリックすると、新しいウィンドウが開きます。
追加したい(サーバーで設定した)メールアドレスを入力しましょう。
入力したら次の画面へ。
他のアカウントからメールを読み込む(POP3)にチェックが入っていることを確認して
次へ
メールアカウントを設定していきます。
- メールアドレス
追加したいメールアドレス - ユーザー名
追加したいメールアドレス - パスワード
WEBメール作成時に設定したパスワード - POP サーバー
レンタルサーバーの初期ドメイン - ポート
995
上2つにチェックを入れる。
『アカウントを追加』をクリック。
次へをクリック。
(送信者として表示される)名前を設定します。
この名前はいつでも変更可能です。
改めてWEBメールの情報を入力します。
- AMTP サーバー
レンタルサーバーの初期ドメイン - ポート
587 - ユーザー名
追加したいメールアドレス - パスワード
WEBメール作成時に設定したパスワード
『アカウントを追加』をクリックします。
最後に追加したWEBメールに確認コードが届いているので、入力して完了です。
まとめ
レンタルサーバーのWEBメールは、毎回ログインが必要なので、そのまま使うのには不便です。
GmailアプリやWindows標準メール(ホットメール)に追加することで、ビジネス用途で使いやすくなります。
使い勝手もそれぞれのアプリとほとんど変わらないので、スマホなどでも取引先とのメールがスムーズに行えます。
今回はさくらのレンタルサーバーを例に設定しましたが、どこのサーバーでも設定方法自体はほとんど変わりません。
使い慣れたメールアプリでWEBメールを設定してみてください。
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