オンライン上にデータを保存できるクラウドストレージ。
データを安全に管理できるので、導入を検討している会社も多いと思います。
この記事では、
- DropBox
- Onedrive
- Googleドライブ
以上の3サービスを比較して、ビジネスで使うならどれが良いのかを調べました。
3社の特徴
項目 | Dropbox | Googleドライブ | OneDrive |
---|---|---|---|
容量 | 2GB ~ 5TB | 15GB ~ 5TB | 5GB ~ 1TB |
最大ファイルサイズ | 無制限 (空き容量に依存) | 5TB | 250GB |
価格 | ・無料 ・1,500~2,500円/月 | ・無料 ・250~2,040円/月 | ・無料 ・229~1,850円/月 |
データ共有 | 可能 | 可能 | 可能 |
デスクトップアプリ | あり | あり | あり |
モバイルアプリ | あり | あり | あり |
検索 | 可能 | 可能 | 可能 |
オフラインアクセス | 有料 | 有料 | 有料 |
Dropboxがおすすめな人
大容量のファイルを扱う事業者におすすめ。
ファイルサイズの上限がなく、大きな動画を取り扱うのに最適です。
特にYouTubeクリエイターや映像制作など、映像系の仕事をしている人におすすめできます。
最大容量5TBが2,500円で利用できます。
4K、VR、360度映像などは1ファイルサイズが大きくなります。
そのような映像を保存しておくのにDropboxが最適です。
データ保存がメインで、余計な機能が不要ならDropboxで決まり!
Googleドライブがおすすめな人
どれを選べばいいかわからない人は、とりあえずGoogleドライブを使っておけばOKです。
無料枠が15GBで3社の中では最も大容量です。
[Google One]や[Google Workspace]に申し込むことで、容量を追加できます。
最大容量5TBが2,040円で利用できます。
また、有料プランのGoogleWorkspaceならビデオ会議の録画を自動で保存してくれます。
カレンダーとの連携もスムーズなので、チームで利用するならGoogleドライブがオススメです。
無料のGoogleドライブを利用するには、Googleアカウントを作るだけでOKです。
OneDriveがおすすめな人
マイクロソフトのOffice系ソフトを利用したい人はOneDriveがおすすめです。
OneDriveの有料プランには、Office系ソフト(ワード・エクセル・パワーポイントなど)も含まれます。
業務で使用する場合は、OneDriveでデータ管理をするのがおすすめです。
ただし、Officeソフトが含まれないプランもあるので注意が必要です。
また、5人以上で[OneDrive for Business(Plan 2)]を契約している場合、1ユーザーあたり5TBまで増量可。
ただし、このプランにはOffice系ソフトは含まれません。
3社の比較
Googleドライブ vs Dropbox
- シンプルにデータを保存したいならDropbox。
- データ保存もメールやビデオ会議もまとめて管理するならGoogleドライブ。
Googleドライブ | Dropbox | |
---|---|---|
無料での容量 | 15GB | 2~20GB (友達紹介などが必要) |
トライアル期間 | 14日間 | 30日間 |
2TBの料金 | ¥1,300 ユーザー/月 (GoogleOne) | ¥1,500 ユーザー/月 |
3TBの料金 | ― | ¥2,400 ユーザー/月 |
5TBの料金 | ¥2,040 ユーザー/月 (GoogleWorkspace) | ¥1,800 ユーザー/月 (3ユーザー以上) |
メリット | 無料は容量が多く使いやすいです。 5TBプランを1人から利用できます。 また、GoogleWorkspaceを利用すれば、ドキュメントやビデオ通話などとの連携がスムーズになります。 | 3人以上の場合、5TBの料金が安いです。 また、3TBプランが提供されているのもメリットと言えます。 |
GoogleドライブはGoogleの無料アカウントがあればすぐに利用できます。
Dropboxも無料で登録できるので、どちらも始めやすさは同じです。
Googleドライブの無料プランは15GB。
Dropboxの無料プランは2GB~20GB。(無料で容量を増やすには、友達紹介やアカウント連携が必要。)
またGoogleWorkspaceはGoogleドライブを含む、Gmail、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleカレンダーなど、多数のアプリケーションを一括で管理できるのでチームや個人での利用に向いています。
3人以上でストレージ機能だけ使うなら、Dropboxがお得に利用できます。
Googleドライブ vs OneDrive
- マイクロソフトOffice(ワード・エクセル・パワーポイントなど)を使う人はOneDrive。
- オフィスソフトはGoogle(ドキュメント・スプレッドシート・スライドなど)を使う人はGoogleドライブ。
Googleドライブ | OneDrive | |
---|---|---|
無料での容量 | 15GB | 5GB |
トライアル期間 | 14日間 | 30日間 |
1TBの料金 | ― | ¥540 ユーザー/月 |
2TBの料金 | ¥1,300 ユーザー/月 (GoogleOne) | ― |
5TBの料金 | ¥2,040 ユーザー/月 (GoogleWorkspace) | ¥1,090 ユーザー/月 5人以上でOneDrive for Business(Plan 2)を契約している場合 |
メリット | 無料は容量が多く使いやすいです。 5TBプランを1人から利用できます。 Google系アプリとの親和性型買うのがメリットです。 | 5TBのプランは5人以上で契約する必要がありますが、大きなチームで利用する場合はコストが安く抑えられます。 ただし、OneDrive for BusinessにはOfficeソフトは含まれていません。 |
ワード・エクセル・パワーポイントなどのオフィスツールを使う企業はたくさんあります。
マイクロソフトOfficeを利用する企業と取引がある場合、OneDriveが向いています。
ただし、マイクロソフトOfficeを使えないプランもあるので注意が必要です。
Googleドライブは無料でも15GBと十分な容量があります。
Officeアプリの代わりにGoogleドキュメント、Googleスプレッドシートなどを使うならGoogleドライブがおすすめです。
また、有料プランのGoogleWorkspaceを利用すると、独自ドメインでGmail使えたり、従業員の管理などを行えます。
Dropbox vs OneDrive
- マイクロソフトOffice(ワード・エクセル・パワーポイントなど)を使う人はOneDrive。
- シンプルにデータを保管したい人はDropbox。
OneDrive | Dropbox | |
---|---|---|
無料での容量 | 5GB | 2~20GB (友達紹介などが必要) |
トライアル期間 | 30日間 | 30日間 |
1TBの料金 | ¥540 ユーザー/月 | ― |
2TBの料金 | ― | ¥1,500 ユーザー/月 |
3TBの料金 | ― | ¥2,400 ユーザー/月 |
5TBの料金 | ¥1,090 ユーザー/月 5ユーザー以上でOneDrive for Business(Plan 2)を契約している場合 | ¥1,800 ユーザー/月 (3ユーザー以上) |
メリット | マイクロソフトOfficeと親和性が高く、ワード・エクセル・パワーポイントなどを使う人にはメリットが大きいです。 | チーム連携やその他アプリとの親和性はあまりなく、シンプルにクラウドストレージを使いたい人にメリットがあります。 |
ワードやエクセルを使う人は、オフィス系アプリと親和性の高いOneDriveがおすすめです。
シンプルにデータを保存する目的で使うならDropboxがおすすめです。
ただし、有料の最低プランが2TBからなので、余らせると余計なコストになります。
セキュリティについて
また、オンラインで管理することで、USB紛失によるデータ流出リスクもなくなります。
もちろん3サービスともデータを暗号化したり、デバイスの管理が可能です。
安全にチームや企業内の連携をスムーズにしたいなら、オンラインストレージを使用するのがお勧めです。
3サービスともデータセキュリティに力を入れており、使い方さえ間違えなかれば情報が漏れることはありません。
特にGoogleドライブ(GoogleWorkspace)は、従業員のストレージ管理やメールログなどを確認できるので、安心してチームで利用できます。
まとめ|チームで使うならどれが良い?
単純にオンラインストレージを使いたいだけならDropboxで大丈夫です。
チームで利用するなら複数のアプリが利用できる
[OneDrive(Microsoft365)]
[Googleドライブ(GoogleWorkspace)]
のどちらかがおすすめです。
Word、Excel、PowerPointなどを利用する場合はOneDrive(Microsoft365)がおすすめです。
ただし、プランによってはOfficeソフトが使えない場合もあります。
MicrosoftOfficeにこだわりがなければ、Googleドライブ(GoogleWorkspace)の使用がおすすめです。
チームの規模に合わせて柔軟にプランを変更でき、一人でも数百人でも使いやすいツールとなっています。
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