この記事ではGoogle Workspaceの『Business Starter』と『Business Standard』の違いについて解説します。
Google Workspaceは、ビジネスに必要なメールやドキュメント、ビデオ会議などのツールを一つにまとめたクラウドサービスです。
Google Workspaceには、Business Starter、Business Standard、Business Plusという3つのプランがありますが、
今回は、Google WorkspaceのStarterとStandardの違いについて、料金や機能、選択のポイントなどを詳しく解説します。
結論を書くと、絶対Standardが良いです。
Standardはストレージが1人あたり2TB割り当てられますが、Starterは30GBしかありません。
写真、動画、メール、その他のファイルなどのデータを保存するなら、30GBは少なすぎます。
もちろん、14日間トライアルはBusiness Standard でも受けられます。
料金
まずは、料金の違いから見ていきましょう。
Google Workspaceの1ユーザーあたりのGoogle公式価格は、
- Starterが月額680円
- Standardは月額1360円
となっています。
つまり、StandardプランはStarterプランの2倍の料金ということです。
また年間プランで契約すると、毎年16%以上割引価格で利用できます。
例えば、5ユーザーの場合は、
- Starterが月額4,080円→3,400円
- 年間で8,160円オトク
- Standardが月額8,160円→6,800円
- 年間で16,320円オトク
になります。
機能の違い
次に、機能の違いについて見ていきましょう。
StarterとStandardでは、以下のような機能が異なります。
機能 | Starter | Standard |
---|---|---|
月額料金(ユーザーあたり) | 680円~ | 1360円~ |
ストレージ容量(ユーザーあたり) | 30GB | 2TB(プール) |
共有ドライブ | ✕ | ◯ |
Meetの最大参加人数 | 100人 | 150人 |
Meetの録画機能 | ✕ | ◯ |
Meetのノイズキャンセリング | ✕ | ◯ |
Cloud Search | ✕ | ◯ |
最も大きな違いはストレージ容量です。
大容量を必要としないなら、Starterプランでも十分でしょう。
Starterプランは1人30GBの制限がありますが、動画や大量の画像を扱わない業種なら問題ありません。
GoogleWorkspace Business Starterプランの申し込みはこちら≫
ストレージ容量
Google Workspaceでは、Gmailやドライブなどで利用できるストレージ容量がプランによって異なります。
Starterでは、1ユーザーあたり30GBのストレージ容量が提供されます。
一方、Standardでは、1ユーザーあたり2TBのストレージ容量が提供されます。
Standardプランではストレージ容量が「プール」という方式で共有されます。
これは、組織内でアップロードできる容量の上限が決まるということで、人によってアップロードする容量に偏りがある場合に便利です。
このプール方式により、組織内のユーザー間でストレージ容量を効率的に活用できます。
大量のデータを扱う部署とそうでない部署がある場合でも、全体としてのストレージ容量が有効に使われるため、無駄がなくなります。
また、Google Workspaceでは、組織のアカウント管理者が、各ユーザーのストレージ容量の使用状況を確認し、必要に応じて容量の調整が可能です。
これにより、組織内のストレージ容量を一元的に管理し、適切なバランスを保つことができます。
Meet(ビデオ会議)への最大参加人数
Google Workspaceでは、Meetというビデオ会議ツールを利用することができます。
Meetでは、画面共有機能を使用することで、参加者とプレゼンテーションや資料を簡単に共有できます。
- Business Starterプラン: 最大参加人数は100人です。
- 中小企業やチームでの利用に適しています。
- Business Standardプラン: 最大参加人数は150人です。
- 大規模なミーティングやイベントに対応できるため、大企業や組織に適したプランです。
また、ノイズキャンセリング機能も利用できます。
- 大規模なミーティングやイベントに対応できるため、大企業や組織に適したプランです。
100人以下のチームや企業ならStarterプランで十分でしょう。
ただし、ノイズキャンセルなどの機能はStandardプラン以上の契約が必要となります。
Meetのノイズキャンセリング
さらに、Google Meetのノイズキャンセリング機能により、バックグラウンドノイズを低減し、クリアな音声で会議を行うことができます。
また、字幕表示機能を利用すれば、リアルタイムで会話内容のテキストを確認でき、聞き取りにくい状況や言語の理解が難しい場合でも参加できます。
もちろん翻訳機能もあるので、海外の方とのやり取りもスムーズになります。
ただし、ノイズキャンセリング機能はStandardプラン以上で利用可能です。
Meetの録画機能
ビデオ会議の録画機能もあり、後で内容を確認できるようになっています。
これは、参加できなかったメンバーや内容の再確認が必要な場合に役立ちます。
これらの機能を活用して、Google Meetは効果的なリモートコミュニケーションをサポートします。
ただし、録画機能はStandardプラン以上で利用可能です。
Cloud Search
Google Cloud Searchとは、Google Workspaceの中にある情報を横断的に検索することができる機能です。
Gmail、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、カレンダーなどに含まれるデータを包括的に検索することができます。
Cloud Searchは、特に大規模な組織や情報量が多い企業において、効率的な情報検索やナレッジマネジメントをサポートし、生産性の向上に役立ちます。
ただし、Google Cloud Searchは、Standardプラン以上に契約すると利用できます。
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まとめ
ここまでGoogle WorkspaceのStarterとStandardの機能の違いを紹介しました。
StarterとStandardで迷ったら、絶対にStandardがおすすめです。
ストレージが30GBは少なすぎます。
写真や動画、メール、ファイルなどすべてのデータの合計が30GB以内にしないといけないので、データの整理がストレスになります。
逆に小さなチームや企業で、メールしか使いません!って人は『Business Starterプラン』がおすすめです。
最後に改めて、StarterとStandardの機能をご紹介します。
機能 | Starter | Standard |
---|---|---|
月額料金(ユーザーあたり) | 680円~ | 1360円~ |
ストレージ容量(ユーザーあたり) | 30GB | 2TB(プール) |
共有ドライブ | ✕ | ◯ |
Meetの最大参加人数 | 100人 | 150人 |
Meetの録画機能 | ✕ | ◯ |
Meetのノイズキャンセリング | ✕ | ◯ |
Cloud Search | ✕ | ◯ |
プラン変更は、
管理コンソールの [お支払い] >[サブスクリプションの管理] から、いつでもできます。
プランはあとから変更もできるので、BusinessStandardがおすすめです。
14日間無料トライアルもあります。
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